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農機具(耕運機)のエンジンがかからない!原因と対処法を紹介

農耕車を傷つけられた…そんなときは?

農機具を長年使っていると、トラブルが起こることも少なくありません。その中でも、「農機具のエンジンがかからない……」という経験をした方も多いのではないでしょうか。エンジンがかからない場合はさまざまな原因があります。エンジンがかからないトラブルを解消するには、原因を特定し、正しい方法で対処していく必要があるのです。

そこで、ここでは、エンジンがかからない原因とその対処法についてご説明していきます。エンジンがかからない場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

農機具のエンジンがかからない原因や対処法

エンジンがかからない原因はさまざまです。そして原因ごとに対処法も少しずつ変わってきます。ここからは原因と対処法をそれぞれ解説していきますので、あてはまるものがあれば実際におこなってみてください。

チャンバー内の燃料が変質

チャンバー内の燃料が変質してしまうと、エンジンがかからなくなってしまいます。チャンバーとは、タンクからエンジンに燃料を送り込むまでに一時的に燃料を溜めておくタンクのことです。

農機具を使ってからチャンバー内の燃料を抜いておかないと、徐々に酸化したり蒸発してしまったりして、変質してしまいます。変質すると燃料がガム状になってしまい、エンジンに送り出す部分に詰まってしまいます。その結果、燃料が流れなくなってエンジンがかからなくなってしまうのです。

チャンバーで詰まりが起こっている場合は、キャブレターを分解する必要があります。分解やメンテナンスについては後述します。

燃料かぶり

燃料かぶりとは、点火プラグに燃料がかかって濡れてしまう現象のことです。通常、点火プラグは火花を散らして、送られてきた燃料や空気と反応して爆発させることでエネルギーに変えています。しかし、点火プラグ自体が濡れてしまうと火花を散らすことができません。その結果、エンジンがかからなくなってしまうのです。

農機具が冷えていると、農機具のエンジンがかかりにくいため、「チョーク」という空気量を調節する部分を閉じて燃料の割合を多くします。その状態でエンジンをかければかかりやすくなります。しかし、チョークが閉じた状態のままエンジンをかけ続けると、燃料をエンジンに供給しすぎてしまい、点火プラグが濡れてしまうことがあるのです。

燃料がかぶってしまった場合は、点火プラグを乾燥させることで解消できます。点火プラグを取り除き、ワイヤーブラシで掃除した後にライター等であぶると乾かすことができます。

キャブレターの汚れ

キャブレターとは、燃料を空気とともにエンジンに送る部品です。このキャブレターが汚れていて詰まりが起こっている場合、燃料と空気を送ることができないので、エンジンがかからなくなってしまいます。

キャブレターが詰まる原因としては、先ほどご説明したチャンバー内にある燃料の変質や、空気を取り込むときに一緒に土埃や異物が取りこまれることなどがあります。キャブレターの詰まりが起こった場合は、キャブレターを分解して解消します。

燃料の劣化

燃料の劣化によってエンジンがかからなくなる場合もあります。燃料は時間が経過すると酸化したり蒸発したりして劣化してしまいます。たとえ容器の中に入っていても、直射日光があたっていたり、水が入りやすい環境で保管していたりすると酸化や蒸発の原因となって劣化してしまいます。

農機具に入れたガソリンを確認して、普段よりも黄色っぽい、または臭いがおかしい場合は、キャブレターに入っているものも含めて、古いガソリンは捨てましょう。そして、新しいガソリンを入れなおすようにしてください。古いガソリンは、燃料コックをオフにして、ドレンタンクを開けることで捨てることができます。

タンク内のサビ

長年使っていると、燃料タンク内が錆びてきます。そのサビがチャンバー内に送られてしまうことで、キャブレターが詰まってしまうのです。

分からない場合は業者に相談

上記の方法を試してもエンジンがかからない場合、電気が通っていないおそれがあります。電気が通っているかを確認するには、以下の方法を試してみてください。

  1. 点火プラグを抜く
  2. プラグキャップをはめてエンジンに押しあてる
  3. エンジンをかける

まず、プラグレンチを使って点火プラグを抜いてください。その後、プラグキャップをはめてエンジン部分に押し当てましょう。その状態でリコイルスターターを引っ張るかセルを回してエンジンをかけてみてください。

このとき、火花が散らなければ、電気が通っていないことになります。その場合、自分で対処するのは難しいので農機具の修理を承っている業者に相談しましょう。

農機具(耕運機)のトラブルを未然に防ぐ方法

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農機具で「エンジンがかからない!」という事態を防ぐためにも、ここからはトラブルを未然に防ぐ方法をご紹介していきます。ぜひ、普段のメンテナンスとして実施してみてください。

農機具でのトラブルを防ぐ方法

農機具でのトラブルを防ぐには、以下の方法を試してみてください。

  • 掃除をする
  • 保管場所に注意する
  • 燃料は抜く

農機具は1ヶ月に一度でもいいので定期的に掃除をおこないましょう。掃除をおこなわないと錆びてしまいますので、付着した泥、草を取り除きましょう。また、米や食べ物になるものが付着しているとネズミがやってきてしまい、コードをかじったり巣をつくったりして被害を及ぼしてしまいます。そうならないためにも、農機具についた汚れなどはしっかりと取り除きましょう。

また、保管場所にも注意しましょう。雨が当たる環境でずっと放置しておくと錆びる原因になります。錆びるとキャブレターの詰まりが起きてしまうので、雨をしのげる場所に置いておきましょう。できるなら、屋根やシャッターがある場所で保管するのがベストです。

農機具を保管するときは、キャブレター内の燃料は抜いておきましょう。燃料には不純物も含まれているので、放置しておくと燃料が蒸発して不純物が残され、詰まりを起こす原因にもなります。農機具の種類にもよりますが、燃料は以下のようにして抜くことができます。

  1. 燃料コックをオフにする
  2. ドレンコックからキャブレター内の燃料を抜く

まず、燃料コックをオフの状態にしておきましょう。そうすることで、燃料がキャブレター内に入らなくなります。次にドレンコックを開けてキャブレター内の燃料を抜いたら完了です。

オイル不足による焼き付きに要注意!

エンジンをかける際は、オイル不足に注意してください。オイル不足とは、エンジンに供給する燃料が足りなくなってしまうことです。燃料は「アクセルレバー」という部分を開けることで調節することができるのですが、ここが開いていないと燃料が送られなくなります。

そうなるとエンジンがかからないだけでなく、いつもとは違う異音がでたりエンジンがロックされてしまったりするので、オイル不足には注意しましょう。

農機具から異音・違和感があったらメンテナンスをしよう

農機具から異音がする場合や、違和感がある場合は、不具合が起きているおそれがあるので、すぐにメンテナンスをおこなってください。メンテナンスをせずに放置すると、さらに故障したり劣化したりする原因となってしまいます。

では、メンテンナンスはどのようにおこなえばよいのでしょうか。以下から、エンジンがかからない原因となる詰まりや汚れを取り除くメンテナンス方法をご紹介していきます。

自分で農機具(耕運機)をメンテナンスする方法

メンテナンスは以下の方法でおこないましょう。

  1. キャブレターをはずす
  2. 汚れや詰まりを取り除く

まず、エンジン本体からキャブレターをはずしましょう。はずすことができたら、キャブレターを分解していきます。ネジで止めてある部分や弁などをドライバー等でゆるめてとりはずしましょう。すべて分解したら、詰まりや汚れを取り除いていきます。農機具の汚れは専用の洗剤を購入して使うとよいでしょう。

ちなみに、キャブレターの詰まりの原因となるのが「ジェットノズル」という部分で、キャブレター内の燃料をエンジンに送る際に、燃料が通るノズルです。そのため、ジェットノズルの詰まりをとくによく掃除しましょう。

詰まりは、市販の「キャブレターコンディショナー」や「エアー」などで解消することができます。汚れを落とし、詰まりを解消できたら元の手順で戻して作業完了です。

農機具って修理と買い取り、どっちがお得?

ここまで、エンジンがかからない場合の修理方法についてご説明してきました。ただ、「エンジンがかからない原因はたくさんあり、修理が大変そう……」と思った方も多いのではないでしょうか。

修理が難しい場合は、買い取りをするという選択肢もあります。そこで、ここからは農機具の買い取りについてご説明していきます。

農機具は買い取りのほうがお得!

じつは、農機具に不具合が起きた場合、修理をするよりも買い取りをしてもらったほうがお得な場合が多いです。理由として、以下のようなことが挙げられます。

不具合によっては、買い替えるよりも修理代のほうが高額になってしまう場合が多いです。もし買い替えるほうが高い場合でも、長年使っている農機具であれば、また故障してしまったりメンテナンスの手間がかかったりします。そうなると、新しく買い替えたほうがお得になるでしょう。

また、農機具買い取り業者の中には、買い取った後に海外に輸出するところも多いです。海外で修理をおこなうことで、人件費を安く抑えることができるので、その分高く買い取ってもらうことができます。

修理に比べて手間がかからないことも買い取りのメリットです。不具合によっては修理に時間がかかってしまう場合も多いので、その間は農機具を使うことができません。そうなると、手入れで困ってしまうこともありますよね。そうなることを防ぐためにも、買い取ってもらい、新しいものを購入してみてはいかがでしょうか。

買い取り金額が高くなるポイント

買い取りをおこなってもらう場合、以下の項目がどうなっているか次第で買い取り額が変わってきます。

  • メーカー・モデルの種類
  • アワメーター
  • 部品やエンジンの状態

人気のあるメーカーやモデルであれば高く買い取ってもらえることが多いです。場所によって人気のあるメーカーやモデルが異なる場合がありますから、複数の買い取り業者に見積りを取ってもらうとよいでしょう。

また、アワメーターの稼働時間によっても左右されます。アワメーターとは、どれくらいの時間農機具を使ったかを知ることができるメーターです。アワメーターが少ないほど農機具が劣化していないとみなされるので、買い取り額が高くなります。

部品やエンジンの状態によっても異なります。タイヤやキャタピラやエンジンに問題がない場合は高く買い取ってもらえることが多いです。

比較サイトで見積りをしてみよう

できるだけ高く買い取ってもらうには、複数業者から相見積りを取る方法が有効です。相見積りをすることで、最も高額で買い取ってくれる業者を見つけることができるからです。

しかし、ひとつひとつ業者に見積りを依頼するのは手間がかかりますよね。そこでおすすめなのが「一括比較」です。弊社のサービスを利用していただければ、一度に複数業者の買い取り額を比較することができ、高額で買い取ってくれる業者を見つけることができます。

まとめ

農業跡継ぎが失敗しないために考えておくべきこと

今回は農機具のエンジンがかからない場合の対処法や、買い取り業者に依頼する場合のポイントについてご説明してきました。

農機具のエンジンがかからない場合は、キャブレターの詰まりやチャンバー内の燃料の変質など、さまざまな原因が考えられます。そのため、エンジンがかからない場合は原因を特定して、正しく対処することが重要です。

また、農機具は修理よりも買い取り業者に依頼したほうがお得な場合も多いです。そのため、修理だけではなく、買い取りも視野に入れておくことをおすすめします。買い取りをする場合には、一括比較サイトを利用することで複数業者の買い取り額を比較でき、高額で買い取る業者を見つけることができます。

「農機具の不具合が起きた」「買い取りを検討している」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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